オーダー衣装制作の流れ
- 2020.04.28
- 最高の衣装を手に入れるコツ
- 衣装制作
こんにちは、野知です。
今回はオーダー衣装製作をフローに沿ってご案内します。
あくまでも私の場合、ですので、業者によって多少の違いはあるかと思います。
その場合はご参考にしていただけましたら。
それではよろしくお願いいたします!
1、ヒアリング
ご依頼をいただきましたら、まずはお客様のご要望をお伺いします。
イメージ共有がとっても大切と考えていますので、出来るだけ詳しくお話しを伺うように心がけています。
ちょっと無理かも?!と思うことでもご遠慮要りません!
お客様の「できることなら叶えたい理想」を全部教えていただきたいです!
全部聞いた上で、出来ること・出来ないこと・どちらかを選ばなければならないこと、をお打ち合わせさせてもらえたらと思います。
例えば
「動きやすくしたいけど、大きい飾りをドーンとつけたい」
「重いのは困るけどボリュームは欲しい」
などなど。
イメージ写真があればぜひお送りください!
画像を拝見するのが一番、イメージ共有が容易と感じています。
主にお伺いしたいのは
目的(何のための衣装か)
着る人(サイズ)
納期
予算
デザイン
になります。
詳しく書いた記事がございます。
もし宜しければご一読くださいませ!
2、デザイン
ヒアリングでお伺いした内容に基づいてデザイン案を作成いたします。
通常、複数の案を提出させていただいております。
お客様の方で既にデザインが出来上がっている場合、具体的に実物にどう落とし込むのかをお打ち合わせしていきます。
提出したデザイン案を基に変更修正を行なって、デザインを決定します。
作業開始後のデザイン変更はできかねますので、納得のデザインとなるまでご検討をお願いいたします。
同時に生地素材を探して集めていきます。
3、素材決定
デザインが決定しましたら、生地見本をお送りいたします。
柄物の素材やボタンなどは、お選びいただいている間に店舗で売り切れてしまう場合があります。
その場合は似た別のものをお探しします。
特に指示がない場合、ボタンやリボン、小さな部分の生地素材などはお任いただくことが多いです。
グループ衣装で数ヶ月後に1着追加の可能性がある場合は、1着分多めに購入するか、半年・1年後でも購入可能な生地を選びます。
デザイン・生地が決定しましたら、お見積書を作成いたします。
金額をご了承していただけましたら、半金のご入金をお願いいたします。
入金確認後、作業を開始いたします。
(何らかの事情により、キャンセル希望の場合、ここまではキャンセル可能です。
その場合、デザイン制作費と素材提案費のみ申し受けます。
コンペ案件のコスチューム提案などもぜひご相談くださいませ。
以後、製作作業に入りますとキャンセル不可となります。ご了承くださいませ。)
3、型紙製作
デザインを基に、素材を考慮して、お客様のサイズで型紙を製作します。
同時に生地素材を全て買い集めます。
4、トワルチェック(仮生地サンプルチェック)
トワル(シーチング)=仮生地 でサンプルを作成します。
左右対称のデザインの場合は半身のみ作成します。
サンプルを全身で見たい、試着確認がしたい場合は予めお知らせくだされば、全身・ファスナー付きで作成可能です。
形とサイズ、丈などをご確認くださいませ。
5、本縫い
トワルチェック後の補正をして、実物の生地で裁断縫製いたします。
同時進行でヘッドドレスや各種パーツなどの製作も行います。
インナーやパニエなどを一緒にご用意して納品する場合、その準備もします。
グループ衣装の場合、内側にメンバーのネームタグをつけることもあります。
グループ衣装の制作の場合、通常は全て同時に縫製を進めますが、1着のみを先行で仕上げることもできます。
6、納品
作業が進行しまして納品日が確定しましたら、お知らせいたしますので、残金のお支払いをお願いいたします。
入金確認後に納品いたします。
納品前に仕上がりの画像をお送りします。
直接伺って、試着に立ち合わせていただくこともあります。
本番の早替えや着替え、着用後のメンテナンスなどについては別途ご相談くださいませ。
その他のご要望にも柔軟に対応しております。
ご不明な点がございましたら、なんなりとお尋ねいただけたらと思います。
ご依頼前におおよそのお見積もりがご希望の場合は、無料でさせていただきます。
ステキな本番になりますよう、全力で良い衣装を作成してバックアップさせていただきます!
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