可愛いリボンの作り方～コスプレに、ハロウィンに。軽くてしっかりしたリボンを作る方法～

こんにちは。

衣装制作の野知です。

コスプレに。アイドル衣装に。欠かせないのがリボンです！

リボンには夢が詰まってます。

そんなリボンの作り方もそれぞれというか、いくつかの方法がありますが、今回は私がたくさんリボンを作ってきてたどり着いた、一番衣装に向いてると思う作り方を紹介します！

衣装のリボンは、普通のお洋服のリボンより大きいことが多いです。

そしてできたら軽いこと。きれいな形が保てること。

それらを満たすにはチュールを挟み込むのが一番！

ここに落ち着くまでいろいろ試したものですよ…

心からオススメ。

コスプレの作り方、みたいな本を見ていたら、生地の裏に全面芯地を貼っているやり方もあります。

全面芯もきれいなんですが、結構重たいです。

あまり動かなくてポーズを取るだけ、とか、撮影をするだけなら大丈夫と思います◎

でも・・・芯を貼るのってけっこう大変じゃないでしょうか？

私は実は苦手です(汗)アイロンにノリがつくのもやっかいだし。

チュール挟み込みなら芯を貼らなくて良いのがポイント高いです。

ではでは詳しく解説しますね。

今回、例で作ったのは横幅約25センチのリボンです。

材料

・生地　90センチ幅　40センチ

　　　　110センチ幅　30センチ

どんな生地でも大丈夫

(特に分厚い生地や硬いもの(レザーとか)毛足の長いもの(ファーとか)は少し作り方を変えた方が良い場合もあります)

今回使ったのは、よく衣装に使われるポリエステルのツイルです。

透けなくてしっかりしていて発色も良く色展開が多い、使い勝手の良い生地です。

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・チュール　115センチ幅30センチ

チュールはデニール数で生地のしっかり感が変わってきます。

店頭では30・50・70デニールをよく見かけます。

数が大きい方がしっかりしています。

今回使ったのは50デニールのもの。

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・糸

生地と同じ色のミシン糸と手縫糸。

全部手縫いの人は手縫糸だけでOK！

・ゴム紐

平ゴム4コールでも、髪を結ぶものでも。輪ゴムを切ってヒモ状にしてもいけると思います(やったことないけど…すみません)

あんまりゴツくない方が良いので、パンツのウエスト用みたいなのは×です。

道具

・定規

・チャコペン(マーカータイプが便利)

・ロータリーカッターかハサミ

・針

・アイロンとアイロン台

・クリップか洗濯バサミ

・目打ち

・あればミシン

・あればループターナー

道具については良かったらこちらを参考にしてくださいね。

裁断

リボンは簡単なので、型紙なしで、直接生地にマーカーで印をつけて裁断しちゃいましょう！

今回、例で作ったのはこの大きさです。

まず表地(生地)を3枚とも裁断します。

チュールは表地を重ねて、ちょっと大きめにザックリ切ればOKです。(5ミリくらい大きめ。大きすぎたら後で切れば良いので適当で大丈夫です。)

まずドッキング

まず、大きい布2枚とも、表地とチュールをドッキングしてしまいましょう。

端っこの方、5ミリ程度のところを縫ってください。

ミシンで縫う場合、チュールが硬いものならチュールを下にした方がうまく縫えます。

上側の輪っか部分

50センチ×25センチの生地で、上側の輪っか部分をつくります。

まず長い筒にします。

外表(チュールが外)で半分に折って、縫い代1センチで縫います。

アイロンで縫い代を割ります。

私は入るサイズの棒や板状のものを挟んでやります(これは袖馬)

ひっくり返して、もう一度アイロンで落ち着かせます。

半分に印を入れて

折ります

折ったところを縫いとめます

図のように折ってクリップでとめます(洗濯バサミで◎)

下側のヒラヒラ部分

30センチ×25センチの生地で、下側のヒラヒラ部分を作ります。

まず筒にします。この時、真ん中あたりを5センチ程度あけて縫い代1センチで縫います。

アイロンで縫い代を割ります。

両端を縫い代1センチで縫います。

穴からひっくり返します。角を目打ちでしっかり出してくださいね。

アイロンで落ち着かせます。

上側を追った時と同じ要領で折って、クリップでとめます。

リボンの形を整える

クリップで挟んでるので、ちゃんと真ん中になってるか、形はきれいか確認して直ししてくださいね。

納得の出来になったら、ゴム紐でしばります！

ゴムなので、まだ直せます。

ここで可愛くできるかが重要です！

真ん中の布を作ってつける

真んの部分は小さい生地で作ります。

まずこれも筒状にします。

長い方に折って、縫い代7ミリから1センチくらいで縫います

縫い代を割って(これは鉛筆笑)

ひっくり返します(ターナーがあると便利)

アイロンで落ち着かせます。

リボンに巻いて裏側でまつり縫いをします。

完成！！！！

最後駆け足になりすみません。

わかりづらいところがありましたらコメント欄からお尋ねください。

このレシピだとしっかりカッチリしたリボンになります。

胸につけたらこんな感じ(安全ピンをつけると付け外ししやすいですよ)

頭につけたらこんな感じ(カチューシャにつけると可愛いかも)

リボンについて、次回、さらに語りますーー。

あの魔女っ子のリボンを作るには？！とか

リボンの形あれこれとか。

縦横比と素材を変えたリボンでカチューシャも作ってみました。

簡単に生地の大きさも書きましたのでよかったら参考にしてくださいね。